◆妊娠編
初期(1~15週)
中期(16~27週)
後期(28週以降)

妊娠中の食生活について


◆初期

時期・・・1~4カ月

つわりで食欲がなければ無理して食べなくても大丈夫です

○良いパターン

  • 葉酸たっぷりの食事を心がけて
  • 水分補給もしっかり
つわりで食事がとれない場合でも水分だけはしっかり補給を忘れずに。水分が不足すると体力が消耗し、血栓ができやすくなります。妊娠初期に葉酸(ブロッコリー、ほうれんそう、グレープフルーツ、大豆、卵など)を摂取すると胎児の先天性形態異常のリスクを減らすことができます。

×悪いパターン

  • つわりでも無理して食べる
  • 「食べづわり」でついつい食べすぎ

つわりで食べられなくてもこの時期は赤ちゃんの成長にほとんど影響しません。無理して食べる必要はなく、「食べたいものを食べられるときに」でOK。注意したいのは食べないと気持ちが悪い食べづわりの場合。低カロリー食材を選んで体重が増えないよう気をつけてください。

◆中期

時期・・・5カ月~7カ月

不足しがちな鉄分やカルシウム、食物繊維などを意識してとるようにして

○良いパターン

  • 食物繊維、鉄分など栄養素を意識してとるようにする
  • 薄味を心がける

妊娠すると体内に水分をため込み、むくみやすくなります。低塩分&薄味の食事を。また子宮が大きくなると腸が圧迫され便秘がちに。便秘、貧血などのトラブルを防ぐためにも食物繊維、鉄分はしっかり補給を。

×悪いパターン

  • つわりが終わって、食欲がバクハツ!食べすぎ注意!
  • 「2人分食べなきゃ」とカロリー過剰摂取!

中期に入りつわりが終わると、それまで食べられなかった分をとり戻すかのように食欲がわいてくることがあります。でも食欲のままに食べているとみるみるうちに体重が増え、一気に5~5kg増ということもめずらしくありません。この時期は2~3kg増までに抑える努力をしましょう。

◆後期

時期・・・8カ月~10カ月

注意点は中期と同じものの、1回の食事量を減らして小分けにするとラクなことも

○良いパターン

  • 鉄分、カルシウムをたっぷりとる
  • 小分けにして食べる
胎児の体や胎盤で鉄分が使われるので貧血が心配。貧血で出産にのぞむと出血が増えるなど思わぬトラブルを招きます。また、おなかが大きくなると胃が圧迫され、一度に食べられなくなってきます。食事やおやつは1日4~5回に分けても。

×悪いパターン

  • 里帰り、産休などで食事量が倍増
  • 最後の油断で一気に体重増・・・

気がゆるみやすいのがこの時期です。一気に体重が増えると妊娠中毒症などのトラブルも心配。高カロリー食は極力控えて。「里帰り先で2人分食べなさいとすすめられる」「産休に入り家にいる時間が長い」など、誘惑が多々あると思いますが気をつけて。

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