◆妊娠編
初期(1~15週)
中期(16~27週)
後期(28週以降)
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妊娠10ヶ月

◆食欲が増します
妊娠36週になると胃のあたりのつかえがとれてスッキリする分、食欲が出て1回に食べられる量が増えます。でも、ここでお母さんがせっせと食べると、困ったことになります。このころ、赤ちゃんの膵臓(すいぞう)の働きは完全に成熟して、十分な量のインスリン(血糖値を調整するホルモン)を分泌しはじめます。つまり、妊娠36週以後にお母さんがたくさん食べて高血糖になると、赤ちゃんも高血糖になり、たくさんのインスリンを分泌します。このインスリンの成長促進因子の作用で、赤ちゃんは一気に大きくなる可能性があるのです。

今までのトータル体重増加はどのくらいでしょう。妊娠前のBMIが普通の人の場合、10kg程度が理想的ですが、多くても12kgが限度!それ以上増えると、赤ちゃんが大きくなりすぎて難産になる心配もあります。食事を抜いたりの無理なダイエットはいけませんが、1日の食事量を6回程度に小分け食いすることで、食欲を上手にコントロールしましょう。

◆精神的に不安になるお母さんも・・・
そろそろ、大きなおなかを抱えた暮らしとサヨナラできて身軽になる期待感がふくらみます。赤ちゃんに会えるうれしさも増しますね。

その一方で、なんとなく精神的な不安感がつのるお母さんも……。安産できるだろうか、赤ちゃんは元気に生まれるだろうか、育児をきちんとできるだろうかなど、この時期、いろいろに不安を感じる人もいるでしょう。こんな気持ちは、哺乳動物の「メス」としての原初的不安といわれます(反発を感じるお母さんもいるでしょうが……)。「いわれなき不安」と表現する心理学者もいます。
好きな音楽、ショッピング、後期母親学級への参加など、自分なりに気持ちが安らぐことを見つけましょう。

妊娠9ヶ月

◆胃のもたれ、動悸、息切れなど
子宮がみぞおちのあたりまで届いてきますから、胃や肺を上にもちあげ、心臓を圧迫するようになります。このため、胃がもたれたり、動悸や息切れなどの症状が強くなります。

胃が子宮に押されると1回に食べられる量が減ります。過食をしないように、1回の食事量を抑えてくれる胃からのサインと受け止めましょう。食事量が減った分、すぐにお腹がすきます。お菓子などの間食が欲しくなりますが、これはガマン!
1日の食事量を6回ぐらいに分けて食べる「小分け食い」にするのがコツです。

◆腰が痛くなったり足がつることも
大きくなった子宮を支えるために、腰に負担がかかり、腰痛症状が強くなるママが多くなります。足のつけ根にも負担がかかり、股のあたりがつれたり、足がつったりすることがあります。
お腹が大きくなると、体を動かすのがおっくうになりますが、適度な運動は、血行をよくして腰痛解消にも役立ちますし、太りすぎや妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の予防にもつながります。積極的に体を動かすようにしましょう!

◆尿が近くなったり、尿もれしたりします
子宮が膀胱(ぼうこう)を圧迫して容量が少なくなり、尿が近くなります。残尿感といって、排尿後に尿が残っているような感じも出てきます。尿意を我慢すると膀胱炎などの原因になりますから、トイレは我慢しないようにしましょう。妊娠後期の軽い尿もれには専用のライナー、尿とりパッドを使うようにしましょう。

くしゃみや咳をして下腹部に力が入ると、尿が少しもれることがあります。腹圧性尿失禁といって、お産が近くなったお母さんにはよく見られるトラブルです。ホルモンや大きくなった子宮の影響で、内臓を支えている骨盤の底にある筋肉(骨盤底筋群)がゆるんだり、疲労します。もともと尿道が短い女性では、骨盤底筋のゆるみに伴い、尿もれが起こりやすくなるのです。尿失禁用のパットを使ったり、下着をまめに替えるなどの対策を。

ただし、ときには破水(はすい)のことがあります。破水は赤ちゃんを包む卵膜が破れて中の羊水が流れ出るもの。尿と違って羊水は臭いがなく無色ですが、自分では区別がつかないこともあります。破水かも知れないと思ったら、早めに診察を受けましょう!


妊娠8ヶ月

◆母体のエネルギー配分が変わります
妊娠28週になると、母体の脂肪からつくられるブドウ糖が、赤ちゃんへ優先的に送られるようになります。これが母体のエネルギー配分が変わるということ。突然ケーキやチョコレート、アイスクリームなどが食べたくなるのも、おなかの赤ちゃんがブドウ糖を欲しがっているためです。
今までケーキは嫌いだったというママでも、妊娠28週を境に食べたくなるというケースも目立ちます。

しかし、食欲にまかせてたくさん食べると太りすぎのもと。妊娠8ヵ月からは妊娠後期に入り、1日の必要カロリーは非妊娠時にプラス500kcalになります。でも、これはあくまでも栄養バランスのよい食事を適量増やすという意味です。一方、種類や大きさにもよりますがケーキ1個で300kcal前後、1箱で400kcalのチョコレートもあります。菓子類の過食はカロリーオーバーにつながります。

妊娠28週から31週ごろの3~4週間は、とくに甘い物への誘惑に負けないことです。赤ちゃんに必要なブドウ糖はご飯や穀物などの炭水化物からとりましょう。

◆むくみやすくなります
足のすねの部分を指で押してから放すと、すぐに戻らずにくぼみがつくことがあります。これが「むくみ」で医学用語では「浮腫(ふしゅ)」といいます。むくみは、血液中の水分が血管の壁から染み出てきて、皮膚の下にたまった状態です。

妊娠後期には母体の血液の水分量が多くなります。体を循環する血液がますますたくさん必要になるため、水分を多くすることで血液量を増やすからです。生理的な水血症といい、ネットリしがちな血液をサラサラにして血管の中を通りやすくしたり、血圧を上げないようにするための、大事な体のしくみです。

水っぽい血液からは水分も染み出しやすいので、妊娠28週以後は、むくみやすくなるのです。むくみ対策には、足の下にクッションを置いて足を高くした姿勢で寝ます。また、体の左側を下にして横向きに寝ると、子宮が下大静脈を圧迫するのを防いで、下半身から心臓へ戻る血液の流れがよくなり、むくみがとれやすくなります。

妊娠6ヶ月

◆腰痛や背中の痛みを感じることも
お腹がぐッと前にせり出すようになります。子宮底(子宮の上側の端)がおへその高さまで達します。その影響で背中や腰に痛みを感じる事があります。

健診時に測る子宮底長<ていちょう>は、およそ18~21cmぐらいです。子宮底長は、赤ちゃんの体の大きさや羊水量などの目安になりますから、子宮底長が小さすぎる時や大きすぎる時は、超音波検査を行って、胎児の体重を推定したり、羊水量を測って確かめます。

◆大きくなった子宮が背中側の血管を圧迫します
子宮は大人の頭よりも大きくなって、背骨のほうにある太い血管を圧迫するようになってきます。四つ足の動物では、子宮は地面に向かって垂直になるので、こんな心配はないのですが、2本の足で立つ人間だからこその現象です。

お腹の後ろ側には、自律神経節や腎臓に行く血管、大動脈、大静脈などがあるため、大きくなった子宮がこれらを圧迫すると、血圧が高くなってくる心配が出てきます。ジーンズやきつい下着などでおなかをしめつけると一層血圧が高くなる心配がありますから、おなか回りのゆったりした服装を心がけましょう。とくに、腹帯やコルセットをきつく締めて、子宮を背骨に押し付けるように固定するのは避けましょう。

◆乳腺が発達して乳汁が出てくることも
外見だけでなく、お母さんの体の中では出産や産後の育児に向けて、ホルモンが活発に活動を開始しています。おっぱいは乳房の乳腺組織で作られます。妊娠6ヶ月ごろには乳腺はかなり発達して、乳首を押すと薄い黄色みを帯びた乳汁が出ることがあります。

乳房の大きさには個人差があり、乳首の形もいろいろです。乳房が小さいとおっぱいが出にくくないかとか、乳首が偏平だったり、陥没していると赤ちゃんがおっぱいを飲みにくいのではないかなど、不安になるお母さんもいるでしょう。でも、今から産後のことをあまり心配しすぎないで。

赤ちゃんの誕生直後から頻繁におっぱいを飲ませると、赤ちゃん自身が乳首の形を直してくれるからです。妊娠中は、おっぱい哺育(母乳育児)が赤ちゃんにとってどんなに大事かを勉強しながら、赤ちゃんへの愛情を育む時期です。

妊娠5ヶ月

◆赤ちゃんの動き(胎動)を感じるようになります!
おなかの赤ちゃんの動きを、お母さん自身が自覚することを「胎動(たいどう)」といいます。赤ちゃんはもっと前から動いていたのですが、妊娠5ヶ月に入ると、「アッ、赤ちゃんが動いた」と感じるぐらいに、力強く足で蹴ったり、手を伸ばしたりするのです。

胎動を初めて感じた時のことを、「腸がグルグル動くような感じ」とか、「おなかの中でガスがモゴモゴと動いた感じ」とか、「何かがピクピクッと動いた」とか表現するお母さんが多いようです。経産婦のほうが初産婦より2~3週間ぐらい早く、妊娠17週ごろに胎動を感じます。初産婦は妊娠19~20週ごろからでしょう。

◆お腹が大きくなって目立ちはじめます
子宮は、大人の頭ぐらいまで大きくなります。外見からもかなり、お腹のふくらみが目立つようになります。

大きくなった子宮は、お腹ごしに触診できるようになります。妊婦健診では、子宮底長(ていちょう)といって、恥骨(ちこつ)の中央から子宮の上の端までの長さを測れるようになります。健診時の基本的な検査では、体重や血圧、むくみ、尿などの他に、子宮底長や腹囲(おなかの大きさ)を測るようになります。しかし、子宮や臍帯(さいたい)、胎盤(たいばん)、そして赤ちゃんの発育などは、超音波検査からの情報のほうがより正確です。子宮底長やおなかの大きさには個人差もありますから、特別な注意を受けない限り、外見のお腹が小さい、大きいと心配する必要はありません。

◆要注意!「おりものが多い」はトラブルのサイン!
妊娠中はホルモンの関係で妊娠前より少しはおりものが増えますが、妊娠前の排卵期に普段より少し増えるのと同じぐらいの量です。もし、おりものが多くなったり、黄色味を帯びたり、においがきつくなったりした時は、次の妊婦健診を待たずに診察を受けましょう。

おりものが多い時、「細菌性腟症」の疑いがあります。細菌性腟症は症状も軽く母体には悪さをしないのですが、炎症が進むと、後期流産(妊娠12~21週の流産)の原因になる心配があります。このため、妊娠18~20週ぐらいで腟分泌物検査を行う病院が増えています。「妊娠中におりものが増えるのは当たり前」と思わずに、おりものが多い時は診察を受けましょう。


妊娠4ヶ月

◆お腹が少し大きくなります
妊娠15週末の子宮は、ちょうど子どもの頭ぐらいの大きさになります。子宮が大きくなってくると、これまで恥骨(ちこつ)の陰になっていたものがおへその下あたりまで上がってきます。お母さんのお腹は、外から見ても「妊娠かな?」と思うぐらいに少しふっくらしてきます。

◆胎盤ができあがります
妊娠14週ごろには、胎盤(たいばん)が完成します。これで流産の心配はかなり少なくなります。
妊娠直後から、胎芽(たいが)を取り巻く絨毛(じゅうもう)という細かい根のような組織が、子宮内膜に少しずつ根を張りはじめます。この絨毛組織がさらに増殖して、ひとつの器官になったのが「胎盤」です。

胎盤には、胎児につながる臍帯(さいたい/へその緒)がついていて、母体と胎児をつなぐ連絡通路の役割を果たします。臍帯の中には3本の血管(臍動脈2本・臍静脈1本)があります。

胎盤が完成すると、臍静脈を通してお母さんから赤ちゃんへ酸素や栄養が運ばれます。赤ちゃんからは臍動脈を通して、二酸化炭素や不要な老廃物などがお母さんに送り返されます。また、胎盤は、赤ちゃんにとって有害な物質が入らないように防ぐフィルターの働きもしています。さらに、胎盤からはいろいろなホルモンが分泌され、妊娠を維持し、胎児の成長を促し、出産や産後の授乳の準備を整えるなど、重要な働きをします。

◆つわりが終わり食欲がでてきます
つわりで食べられなかった人も食欲が出てきますが、量より質を心がけて、栄養バランスのよい食事をとるようにしましょう。
この時期は、妊娠前の食生活を見直す絶好のチャンス!外食や出来合いのお弁当、レトルト食品などに頼ることが多かった人は、ぜひ手作りの食事に挑戦しましょう。

妊娠中から自分できちんと食事作りをしていると、出産後におっぱい哺育(母乳育児)をする時も、離乳食を作る時も、自然に手作りができるでしょう。栄養バランスやカロリーの知識を役立てることもできますね。通院している病院の母親学級などに積極的に参加して、妊娠中の食事の注意を学びましょう。

妊娠3ヶ月

◆子宮が少しずつ大きくなります
子宮は恥骨(ちこつ)の陰にあり、妊娠していない時の大きさは、大きめの鶏の卵ぐらいです。妊娠後は少しずつ大きくなって、妊娠11週の末には、大人の握りこぶしぐらいの大きさになります。でも、まだ恥骨のかげに収まるぐらいの大きさなので、お腹が大きく膨らんできた実感はないでしょう。

◆つわり症状がピークに
つわりの原因ははっきりとはわかっていませんが、妊娠後に大量に分泌されるhCGというホルモンによるとする説や、母体が胎児を異物と感じるアレルギー反応が原因という説があります。また、精神的なストレスが自律神経のバランスを乱すことも影響していると言われています。

つわりの症状や程度には個人差があり、気にならないほど軽い人がいる一方で、かなり重い人もいます。つわりは妊娠7~9週ごろがピークですが、11~12週ごろには治まることが多いので、次のような上手な食べ方で乗り切る事をおすすめします。

1)食べられる物だけを食べる。
赤ちゃんは何よりも先に、自分が必要なエネルギーを母体からもらいます。お母さんの食欲が落ちても、赤ちゃんは大丈夫ですから、無理に食べる必要はありません。
無理せず、食べられる物を食べるようにしましょう。

2)朝起きた時に胃をカラにしない。
夜中に一度起きておにぎりやパンなどを少量食べましょう。日中も少しずつ何度も食べるようにします。

3)酸味のあるものは吐き気を誘うので控える。
人によりますが、特ににみかんなどの柑橘類は吐き気をも誘う事が多いので控えましょう。

4)水の飲み方に気を付ける。
水を一気に飲むと吐き気を誘うため、かわりに氷を口に含んで溶かしながら水分補給をします。

◆妊婦健診はきちんと受けましょう
妊婦健診は母体と赤ちゃんの健康を守る上で、非常に重要です。特に妊娠初期には、母体の全身的な健康をチェックしたり、流産のリスクがないかどうか、双子などの多胎かどうかなど、基本的なことを調べます。

妊娠の早い時期に超音波検査を受けると、正確な出産予定日がわかります。
妊娠したと思ったらなるべく早く妊婦健診を受けましょう。

妊娠2ヶ月

◆体に現れるさまざまな兆候
1)妊娠すると月経が止まります。
月経周期が規則的な人は、予定月経が1週間以上遅れたら、妊娠の可能性が大きいです。ただし、女性の体は精神的なストレスや環境の変化の影響を受けやすいので、妊娠以外にも月経が遅れることはよくあります。

2)基礎体温は高温相が続きます。
基礎体温が低温から高温に移行して、高温が3日以上続くと排卵があったとわかります。そのまま高温が14日以上続いた時は、妊娠と思っていいでしょう。

3)便秘と眠気が強くなります。
妊娠後はホルモンの影響で、便秘になったり眠くなったりします。体が熱っぽくだるくなったり、乳首の色が濃くなって敏感になったりするのもホルモンの影響です。

4)つわりが始まる人も!?
早い人では妊娠4週ごろ、普通は妊娠5~6週ごろからつわりが始まります。おなかがすくと吐き気を感じたり、吐いたりします。つわりはモーニングシックネスといわれ、朝起きて一番空腹の時に吐き気を感じるのがこの時期の特徴です。


◆妊娠検査薬で妊娠かどうかを調べましょう!
経周期が28日と規則的な人の場合には、最終月経が始まった日から数えて4週間目(受精から2週間目)以後、つまり、月経が4~5日とか1週間遅れたころに、妊娠検査薬を使うと、妊娠かどうかがわかります。
妊娠すると、hCG(ヒト絨毛<じゅうもう>性ゴナドトロピン)というホルモンがつくられ始めます。このホルモンは、妊娠した瞬間から大量に分泌されるわけではなく、時間がたつにしたがって少しずつ増えていき、尿の中に排出されてきます。
それによって妊娠検査薬で確認する事ができるようになります。


◆早めに診察を受けるようにしましょう
市販の妊娠検査薬の場合、妊娠は判定できますが、子宮外妊娠などの妊娠異常をチェックすることはできません。妊娠初期には、流産の心配もありますので、妊娠が疑われたり、検査薬が陽性の時には、1日も早く産婦人科を受診しましょう。

産婦人科では尿検査や、必要な場合には血液検査で、妊娠を診断します。あわせて、ほとんどの病院では超音波検査で妊娠の確定診断を行っています。超音波検査では、妊娠4~5週(月経が1~2週間遅れた段階)で、妊娠の確定診断ができます。また、妊娠5週には、子宮の中に着床していることを確認できるので、子宮外妊娠ではないとわかります。
※ただし、月経周期や排卵時期には個人差があるので、時期的にもう少し後でないと診断がつかないこともあります。


妊娠1ヶ月

赤ちゃんはどうやってできる?
妊娠の始まりは「受精」です。受精とは精子が卵子の中に入る事で、受精卵と呼ばれます。月経周期が平均的な28日周期の場合、卵巣から卵子が排卵するのは、月経開始日から約2週間後。卵子の寿命は排卵から約12 ~ 24時間ぐらいといわれています。この間に卵管で精子が卵子に出会い、受精すると「受精卵」になります。受精卵は細胞分裂を繰り返しながら、子宮へと運ばれ、受精から約7日目ぐらいに子宮内膜へともぐりこみます。
受精卵が子宮内膜にもぐりこんで根を生やすことを「着床」といい、これで妊娠が成立します。

妊娠週数と妊娠月数の数え方


妊娠週数は、最終月経の開始日を妊娠0週0日として数えていきます。0日から6日の7日間を1週間とし、4週間を1ヶ月とします。妊娠1ヶ月(妊娠0~3週)は、最終月経からの4週間を指しますが、このうち妊娠0~1週はまだ排卵しておらず、受精もしていません。受精卵のできていない排卵前から妊娠週数を数えるなんて不思議だと思いますが、お母さんの体の中では妊娠の準備が始まっている大切な時期なのです。

妊娠したら気をつけたい事-生活編

妊娠したら気をつけたい事-生活編

赤ちゃんがおなかにいることがわかったら、今までとまったく同じ生活をつづけていいというわけにはいきません。最低限守るべき、生活ポイントを覚えておきましょう。


◆タバコ

タバコを吸うとニコチンが血管が収縮させ、血液の流れが悪くなります。すると、子宮の収縮が起こりやすくなり、胎盤の機能が低下して、流産や早産などのトラブルが起きやすくなります。
また、赤ちゃんに必要な酸素や栄養が行き届かなくなるため、低出生体重児(出生体重が2,500g未満の赤ちゃん)になったり、知能の発達や成長の遅れ、不正出血や早期破水を起こす可能性も。妊娠が判明したら、キッパリと禁煙しましょう。
タバコの副流煙にも有害物質が含まれているので、パートナーの方にもこの機会には気をつけても
らいましょう。


◆アルコール

妊婦さんがお酒を飲むと、母体の血液中とほぼ同じ濃度のアルコールが胎盤を通して赤ちゃんに送られてしまいます。つまり、赤ちゃんもお酒を飲んだ状態になってしまうということ。
飲酒による影響は特に妊娠初期に起こりやすく、ビールなら大びん2本、日本酒なら2合のお酒を毎日飲みつづけていると、脳の発育が遅れたり、体や知能に障害がある胎児性アルコール症候群の子が生まれる可能性があります。妊娠が判明したら、授乳期が終わるまでは禁酒が基本と考えましょう。

◆薬

受精卵から妊娠3週の終わりまでは「無影響期」と呼ばれ、この時期に飲んだ薬が赤ちゃんに影響することはありません。逆に最も注意が必要なのは、妊娠4週から7週(28日めから50日め)まで。この時期は赤ちゃんの体の重要な器官が形成されるときなので、器官や機能に奇形を起こす可能性がある催奇形性のある薬は服用しないようにしましょう。
妊娠8週から15週の終わり頃の期間も、慎重にしたい時期。妊娠16週以降は体の器官がほぼ完成するので、奇形が起こる可能性は少なくなりますが、機能の発育に影響する可能性は依然として残っています。妊娠に気づいたら、むやみに薬を服用せず、必ず医師に相談しましょう。

◆サプリメント

栄養が補給できるサプリメントは用量を守れば基本的に問題はありません。ただし、脂溶性ビタミンであるA・Dには注意してください。特に妊娠初期でのビタミンAの過剰摂取は赤ちゃんの骨の発育に影響があると言われています。医師に相談しながら生活に取りいれてみてください。

◆カフェイン

コーヒーや紅茶は1日に1~2杯程度であれば特に問題はありません。ただし、5杯以上になるとNG。めまいや頭痛、不眠の原因にもなるので、カフェインレスの飲み物やハーブティー、麦茶、ほうじ茶などにチェンジしましょう。

◆X線

多量の放射線を受けると、おなかの赤ちゃんに先天異常などを及ぼすことがありますが、レントゲン検査に使われるX線は放射線の量が微量です。検査目的の線量なら、まず大丈夫。ただ、妊娠中にレントゲン検査を行う場合は、どうしてもその必要があるかどうか、必ず医師と相談を。

◆運動

マタニティビクスやマタニティスイミングなどの運動は、妊娠16週以降、安定期に入ってから始めるようにしましょう。もちろん、妊娠中は激しい運動を控えます。

◆車や自転車

特に妊娠初期は注意力が散漫になっているものです。車の運転はできるだけ控え、どうしてもというときは短時間、短距離に限るのが◎。買い物の足として便利な自転車は、やはり転倒が心配。運動をかねてのんびり歩くよう心がけましょう。

◆ペット

もともと飼っていたペットを手放す必要はありません。ただし、新しくペットを飼うのは控えましょう。また、口うつしでエサを与えない、トイレの始末をしたあとは必ず手を洗うなどは、妊娠中は特に衛生面に気をつけましょう。

◆体重管理

妊娠中に体重が増えすぎると難産や糖尿病、妊娠高血圧症などの合併症を引き起こすリスクが高まります。体重増加は約10kgと考えてください。ただし、妊娠前から太りぎみだった人は、最大でも5~7kgにとどめるように気をつけます。
妊娠初期、つわりのある間は多少体重が減ってしまっても大丈夫。逆につわりのない人はこの時期に体重を増やさないよう気をつけましょう。

妊娠したら気をつけたい事-カラダのトラブル編

こんなときはすぐに産婦人科医の診察を!

次のような症状のときは、速やかに産婦人科医の診察を受けましょう。
妊娠にともなう生理的な変化や、出産の始まるしるしで心配のいらないこともありますが、ほうっておくと母子ともに危険な状態になることもあります。アレ?っと思ったらすぐに病院へ行きましょう。

◆おなかの張り・痛み 
出血とならんで、注意したいのがおなかの張り・痛みです。 まずは横になってからだを休め、様子をみて、それでおさまるようなら生理的な張りと考えられます。しかし、「痛みや張りがどんどん強くなる」「動けないほど強い痛み」「おなかが板のようにかたい」「出血をともなう」「発熱をともなう」 などのときは、絶対にほうっておいてはいけません。妊娠初期ならば、流産、子宮外妊娠、中期・末期ならば常位胎盤早期剥離、早産など、すぐに入院して手当てをしなければならない状態のこともあるので、すぐに医師に連絡をし、診察を受けましょう。おなかを打ったなどのときも、しばらく安静 にして様子をみて、少しでもおかしいと思ったら診察を受けましょう。

◆出血 
妊娠中に出血したときは、初期・中期・ 末期など時期にかかわらず、必ず受診しましょう。子宮腟部のびらんや子宮頸管ポリープなど心配のないものもありますが、自己判断は禁物です。妊娠初期ならば、流産、子宮外妊娠、胞状奇胎、中期以後ならば切迫早産や※前置胎盤、常位胎盤早期剥離などが考えられます。安静にして症状を医師に連絡し、診察を受けましょう。

※前置胎盤とは胎盤の位置が正常より低く、子宮の出口をふさいでいる場合をいいます。
大出血を起こすことがあり、出産時には帝王切開が必要になります。

◆頭痛 
強い頭痛が長くつづく、目に火花が散る、チラチラするというときは血圧の検査を受けましょう。妊娠高血圧症候群の可能性もあります。

◆つわりがひどく水分もとれない 
つわりは多くの妊婦が経験する症状ですが、くり返し吐いて水分も受けつけないときは「妊娠悪阻」の心配 があります。脱水や代謝異常をきたすおそれがあり、 点滴などが必要になる場合もあるので、急いで受診しましょう。

◆胎動が急に感じられなくなった 
「昨日までよく動いていた赤ちゃんが今日は一度も動きを感じられない」「胎動が極端に弱くなった」というときは、すぐに診察を受けましょう。なんらかの原因で赤ちゃんが弱まっていることが考えられます。

◆前期破水 
胎児を包んでいる卵膜が陣痛開始前に破れてしまうことです。妊娠のなかばで膜が破れると、胎児が子宮の中にいられなくなり流産・早産となります。(妊娠末期の場合は、入院治療で無事に出産できる可能性があります)。尿とも違う、さらさらした液体(羊水)が流れ出ているとき、あるいは液体が大量に流れ出たときは、急いで受診しましょう。

ご紹介したこれら以外にも、気になる症状がありましたら迷わず病院で受診するようにしましょう!

妊娠中の食生活について


◆初期

時期・・・1~4カ月

つわりで食欲がなければ無理して食べなくても大丈夫です

○良いパターン

  • 葉酸たっぷりの食事を心がけて
  • 水分補給もしっかり
つわりで食事がとれない場合でも水分だけはしっかり補給を忘れずに。水分が不足すると体力が消耗し、血栓ができやすくなります。妊娠初期に葉酸(ブロッコリー、ほうれんそう、グレープフルーツ、大豆、卵など)を摂取すると胎児の先天性形態異常のリスクを減らすことができます。

×悪いパターン

  • つわりでも無理して食べる
  • 「食べづわり」でついつい食べすぎ

つわりで食べられなくてもこの時期は赤ちゃんの成長にほとんど影響しません。無理して食べる必要はなく、「食べたいものを食べられるときに」でOK。注意したいのは食べないと気持ちが悪い食べづわりの場合。低カロリー食材を選んで体重が増えないよう気をつけてください。

◆中期

時期・・・5カ月~7カ月

不足しがちな鉄分やカルシウム、食物繊維などを意識してとるようにして

○良いパターン

  • 食物繊維、鉄分など栄養素を意識してとるようにする
  • 薄味を心がける

妊娠すると体内に水分をため込み、むくみやすくなります。低塩分&薄味の食事を。また子宮が大きくなると腸が圧迫され便秘がちに。便秘、貧血などのトラブルを防ぐためにも食物繊維、鉄分はしっかり補給を。

×悪いパターン

  • つわりが終わって、食欲がバクハツ!食べすぎ注意!
  • 「2人分食べなきゃ」とカロリー過剰摂取!

中期に入りつわりが終わると、それまで食べられなかった分をとり戻すかのように食欲がわいてくることがあります。でも食欲のままに食べているとみるみるうちに体重が増え、一気に5~5kg増ということもめずらしくありません。この時期は2~3kg増までに抑える努力をしましょう。

◆後期

時期・・・8カ月~10カ月

注意点は中期と同じものの、1回の食事量を減らして小分けにするとラクなことも

○良いパターン

  • 鉄分、カルシウムをたっぷりとる
  • 小分けにして食べる
胎児の体や胎盤で鉄分が使われるので貧血が心配。貧血で出産にのぞむと出血が増えるなど思わぬトラブルを招きます。また、おなかが大きくなると胃が圧迫され、一度に食べられなくなってきます。食事やおやつは1日4~5回に分けても。

×悪いパターン

  • 里帰り、産休などで食事量が倍増
  • 最後の油断で一気に体重増・・・

気がゆるみやすいのがこの時期です。一気に体重が増えると妊娠中毒症などのトラブルも心配。高カロリー食は極力控えて。「里帰り先で2人分食べなさいとすすめられる」「産休に入り家にいる時間が長い」など、誘惑が多々あると思いますが気をつけて。

妊娠中の食べ物「積極的に食べたいもの」「食べ過ぎ注意のもの」


妊娠中に積極的に食べたいもの・食べ過ぎ注意のもの

◆積極的に食べたいもの

妊娠中はふだんの1~2割増しの栄養素が必要だといわれていますが、むやみに食べる量を増やすのはNG。大事なのは「量」ではなく「質」。同じ栄養をとるなら「いかに低カロリーのものを選ぶか」がコツになります。ただし、低カロリーだからといって以下に紹介した食物だけを偏って食べ過ぎることは、 妊娠中の体に良い影響を与えません。いろんな素材を組み合わせてバランスの良い食生活を心がけましょう。


色の濃い野菜
緑黄色野菜はビタミン、鉄分、カルシウム、食物繊維など、妊娠中に必要な栄養が豊富に含まれています。 

大豆製品
体の主成分となるタンパク質は赤ちゃんの脳や体をつくるためにも必要な、大事な栄養素。大豆製品は植物性タンパク質が豊富で動物性タンパク質よりも低カロリー。また、食物繊維やビタミン、ミネラルも豊富な優秀食材です。

きのこ類
海草類同様、低カロリー。体重が気になるときは、おかずにきのこをまぜて増量すれば、満腹感が得られます。

脂肪分の少ないタンパク質
同じ種類でも、選び方でカロリーに大きな差が出るのが肉や魚。肉なら赤身やささ身など、脂肪の少ない部位を選んで。魚もトロより赤身のほうが低カロリー、高タンパク。いかや貝類は、低脂肪でおすすめです。

精製していない穀類
穀物の種、皮、ぬかにはビタミン、ミネラル、食物繊維がたっぷり。パンならば白い食パンよりも、全粒粉パンを。お米ならば精製された白米よりも胚芽米、玄米がおすすめ。



◆「食べ過ぎ注意」のもの

栄養バランスの悪いものやカロリー、塩分が高いものにも注意
「これは絶対ダメ!」というものは基本的にありませんが、外食やお弁当、インスタント&レトルトなどの加工食品は知らず知らずのうちに塩分、糖分、脂肪などをとりすぎてしまうので、気をつけましょう。


インスタント・レトルト食品、味つき缶詰
手軽に食べられるので、料理が苦手、仕事などで忙しい人はつい使ってしまいがち。でもインスタント食品は一般的にカロリーや塩分が高めで、使われている食品添加物も気になります。妊娠中は、できるだけ避ける努力を。

揚げ物
揚げ物は少量でもカロリー大! 同じ素材なら天ぷら、フライなど「揚げる」よりも、「焼く」「蒸す」などほかの調理法を選ぶほうが無難です。

市販のそうざい、弁当
市販のそうざい、弁当は一見栄養バランスがよさそうに見えますが、味つけが濃いめ。また着色料、保存料などどんな添加物が入っているかわからない場合もあります。たまに利用する程度ならOKですが頼りすぎないように。

丼物、めんなど一品物
一皿に主食と副食を盛りつけてしまう丼物やカレーライス、ラーメンなどのめん類は主食中心になりがち。副食が少なく、栄養バランスがいいとはいえません。

お菓子
洋菓子は脂肪分・糖分たっぷり。スナック菓子は高カロリーなので、避けたほうが無難です。「どうしても甘味を」という場合は油分の少ない和菓子、果物や甘みのある野菜のほうがおすすめ。

汁物
ラーメンやうどん、そばのスープには塩分がたっぷり含まれているので、全部飲み干すのは塩分オーバー!汁物は残すクセをつけましょう。同様にみそ汁も飲みすぎないよう要注意。

アルコール
アルコールを大量に飲んだ場合に、赤ちゃんの発育に影響があることは知られています。妊娠中は必ず禁酒してください。

妊娠中の過ごし方-胎児の発育を知る

胎児の発育を知る

第2月 

  • 身長約2cm 体重約4g 
  • からだの各器官の形成が始まる

第3月 

  • 身長約9cm 体重約30g 
  • 人間らしい顔つきになって、 四肢の区別ができるようになる

POINT
● 第4月に入ると胎盤が完成、流産の心配はほぼなくなる。 
● 妊娠届けを出し、母子健康手帳をもらう。

第4月

  • 身長約15cm 体重約120g 
  • 髪の毛が生え始め、 身長がグンと伸び始める
  • 成長度合いや個人差ががありますが、このあたりから性別判定が可能になる
POINT
● 中期に入ったら両親学級などを受講する。 
● 中期~末期は貧血や妊娠高血圧症候群が起こりやすいので注意が必要!

第5月 

  • 身長約25~26cm 体重約300g 
  • 胎盤が完成する 
  • 全身にうぶ毛が生え、からだが胎脂という脂におおわれ始める

第6月 

  • 身長約30cm 体重約600g 
  • 皮膚にしわが出てきて、 手指に爪が生え、 まつ毛がはっきりしてくる

第7月

  • 身長約35cm 体重約1000g 
  • 耳が聞こえるようになり、 足指にも爪が生える 
  • まばたきができる 皮膚が赤く、しわが多い

第8月 

  • 身長約40cm 体重約1600g 
  • 皮下脂肪が増え始め、 おなかの中での位置がほぼ定まってくる

POINT 
● 仕事をもっている人は出産予定日の6週間前から産前休業に。
● いつ出産が来てもいいよう、十分な体調管理を。


第9月 

  • 身長約45cm 体重約2400g 
  • からだが丸みをおびてきて、 各臓器の機能がほぼ成熟に近づく

第10月 

  • 身長約50cm 体重約3000g 
  • 皮下脂肪が完全について、 胎外生活の準備が完了する

妊娠中の過ごし方-体の変化


妊娠中の体の変化

第2月 

  • 月経が止まる 
  • つわりが始まる 
  • 下腹が張ったり、 腰が重くなる
  • 基礎体温は高温相が続く

第3月 

  • 尿の回数が多くなる 
  • 便秘になりやすい 
  • 乳房が張る 
  • 乳頭や乳輪が黒ずんでくる

POINT
● 第4月に入ると胎盤が完成、流産の心配はほぼなくなる。 
● 妊娠届けを出し、母子健康手帳をもらう。

第4月

  • つわりがおさまり、 食欲が出てくる
  • おなかが少しふくらんでくる 
  • 基礎体温は第4月後半からは下がり、 出産までは低温相に

POINT
● 中期に入ったら両親学級などを受講する。 
● 中期~末期は貧血や妊娠高血圧症候群が起こりやすいので注意が必要!

第5月 

  • 乳房が大きくなる
  • 体重が増え、おなかのふくらみが目立つようになる 
  • 早い人は胎動を感じ始める

第6月 

  • ほとんどの人が胎動を感じるようになる
  • おなかがせり出してくる
  • こむらがえりが起こりやすい

第7月

  • 足にむくみや静脈瘤が出やすくなる 
  • 妊娠線があらわれることもある

第8月 

  • 動悸、息切れ、胃のもたれなどを感じやすい

POINT 
● 仕事をもっている人は出産予定日の6週間前から産前休業に。
● いつ出産が来てもいいよう、十分な体調管理を。


第9月 

  • 心臓や胃が圧迫され、一度にたくさんの量を食べられなくなる
  • 動悸や息切れが激しくなる 
  • 下腹やもものつけ根に鈍重感を感じる
  • シミやそばかすが増えることもある

第10月 

  • 子宮の位置が下がり、 おなかが前に突き出てくる 
  • 胃の圧迫感がなくなり、 食欲が出る ・ 頻尿になる

妊娠がわかったら・・・二人で「親」になる準備を。

妊娠がわかったら、二人で「親」になる準備をしましょう

新しい命が自分のおなかに、又はパートナーに宿っていると知ったとき、喜びだけでなく、驚きやとまどい、責任感など、 複雑な感情を抱いた人もいるかもしれません。特に出産未経験の女性は、妊娠・出産という未知の経験に対する不安などもあるかもしれません。

妊娠は女性の心にもからだにも大きな変化をもたらします。
特に妊娠初期はからだのコンディションが思うようにコントロールできず、精神的にも不安定になりやすいもの。

でも、妊娠・出産は、 長い歴史の中で多くの女性がくり返してきた営みです。あなたのお母さんやおばあさん、そのまたおばあさんも。命の誕生という不思議ですばらしいできごとを、楽しんでみてください。

そんな時、パートナーの支えが欠かせません。
理解しあいながら二人で協力する事が大切です。

気をつけるポイント

  • 健康に気をつける。
  • 睡眠・栄養を十分にとる。
  • ストレスをためない。
  • 協力しあいながら、妊娠期間を過ごす。

妊娠中はふだんよりいっそう健康に気をつけることが必要です。赤ちゃんが順調に育つためには、母親である女性が休息、睡眠、栄養を十分にとり、心身ともに健康であることが大切です。 特に気がかりなことがなくても、妊娠中の女性のか らだにはいろいろな変化が起こっています。貧血や妊娠高血圧症候群など妊娠中に起こりやすいトラブルにも、十分気をつけなければなりません。

そうした妊娠中の女性の心身の健康と安定には、 周囲の理解と協力も不可欠です。特に大切なのは「夫(男性パートナー)」 です。お腹の中で子供を育てる大事に時期ですので、普段以上にいたわったりはげましあい、家事も積極的に行なってあげてください。両親学級などにもいっしょに参加してみましょう。妊娠・出産は、男性にとっ ても貴重な体験になる事でしょう。

女性だけでなく、妊娠期間中(280日)は男性にとっても「父親」として育っていくための大切な準備期間です。男性も妊娠に積極的にかかわり、ふたりにとって子どもはどんな存在か、親になるということはどういうことかなど、じっくり話しあっておきましょう。
新しい命とともに、ゆっくり親としての自覚を育んでいきましょう。