◆妊娠編
初期(1~15週)
中期(16~27週)
後期(28週以降)

妊娠4ヶ月

◆お腹が少し大きくなります
妊娠15週末の子宮は、ちょうど子どもの頭ぐらいの大きさになります。子宮が大きくなってくると、これまで恥骨(ちこつ)の陰になっていたものがおへその下あたりまで上がってきます。お母さんのお腹は、外から見ても「妊娠かな?」と思うぐらいに少しふっくらしてきます。

◆胎盤ができあがります
妊娠14週ごろには、胎盤(たいばん)が完成します。これで流産の心配はかなり少なくなります。
妊娠直後から、胎芽(たいが)を取り巻く絨毛(じゅうもう)という細かい根のような組織が、子宮内膜に少しずつ根を張りはじめます。この絨毛組織がさらに増殖して、ひとつの器官になったのが「胎盤」です。

胎盤には、胎児につながる臍帯(さいたい/へその緒)がついていて、母体と胎児をつなぐ連絡通路の役割を果たします。臍帯の中には3本の血管(臍動脈2本・臍静脈1本)があります。

胎盤が完成すると、臍静脈を通してお母さんから赤ちゃんへ酸素や栄養が運ばれます。赤ちゃんからは臍動脈を通して、二酸化炭素や不要な老廃物などがお母さんに送り返されます。また、胎盤は、赤ちゃんにとって有害な物質が入らないように防ぐフィルターの働きもしています。さらに、胎盤からはいろいろなホルモンが分泌され、妊娠を維持し、胎児の成長を促し、出産や産後の授乳の準備を整えるなど、重要な働きをします。

◆つわりが終わり食欲がでてきます
つわりで食べられなかった人も食欲が出てきますが、量より質を心がけて、栄養バランスのよい食事をとるようにしましょう。
この時期は、妊娠前の食生活を見直す絶好のチャンス!外食や出来合いのお弁当、レトルト食品などに頼ることが多かった人は、ぜひ手作りの食事に挑戦しましょう。

妊娠中から自分できちんと食事作りをしていると、出産後におっぱい哺育(母乳育児)をする時も、離乳食を作る時も、自然に手作りができるでしょう。栄養バランスやカロリーの知識を役立てることもできますね。通院している病院の母親学級などに積極的に参加して、妊娠中の食事の注意を学びましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿