◆子宮が少しずつ大きくなります
子宮は恥骨(ちこつ)の陰にあり、妊娠していない時の大きさは、大きめの鶏の卵ぐらいです。妊娠後は少しずつ大きくなって、妊娠11週の末には、大人の握りこぶしぐらいの大きさになります。でも、まだ恥骨のかげに収まるぐらいの大きさなので、お腹が大きく膨らんできた実感はないでしょう。
◆つわり症状がピークに
つわりの原因ははっきりとはわかっていませんが、妊娠後に大量に分泌されるhCGというホルモンによるとする説や、母体が胎児を異物と感じるアレルギー反応が原因という説があります。また、精神的なストレスが自律神経のバランスを乱すことも影響していると言われています。
つわりの症状や程度には個人差があり、気にならないほど軽い人がいる一方で、かなり重い人もいます。つわりは妊娠7~9週ごろがピークですが、11~12週ごろには治まることが多いので、次のような上手な食べ方で乗り切る事をおすすめします。
1)食べられる物だけを食べる。
赤ちゃんは何よりも先に、自分が必要なエネルギーを母体からもらいます。お母さんの食欲が落ちても、赤ちゃんは大丈夫ですから、無理に食べる必要はありません。
無理せず、食べられる物を食べるようにしましょう。
2)朝起きた時に胃をカラにしない。
夜中に一度起きておにぎりやパンなどを少量食べましょう。日中も少しずつ何度も食べるようにします。
3)酸味のあるものは吐き気を誘うので控える。
人によりますが、特ににみかんなどの柑橘類は吐き気をも誘う事が多いので控えましょう。
4)水の飲み方に気を付ける。
水を一気に飲むと吐き気を誘うため、かわりに氷を口に含んで溶かしながら水分補給をします。
◆妊婦健診はきちんと受けましょう
妊婦健診は母体と赤ちゃんの健康を守る上で、非常に重要です。特に妊娠初期には、母体の全身的な健康をチェックしたり、流産のリスクがないかどうか、双子などの多胎かどうかなど、基本的なことを調べます。
妊娠の早い時期に超音波検査を受けると、正確な出産予定日がわかります。
妊娠したと思ったらなるべく早く妊婦健診を受けましょう。
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