◆赤ちゃんの動き(胎動)を感じるようになります!
おなかの赤ちゃんの動きを、お母さん自身が自覚することを「胎動(たいどう)」といいます。赤ちゃんはもっと前から動いていたのですが、妊娠5ヶ月に入ると、「アッ、赤ちゃんが動いた」と感じるぐらいに、力強く足で蹴ったり、手を伸ばしたりするのです。
胎動を初めて感じた時のことを、「腸がグルグル動くような感じ」とか、「おなかの中でガスがモゴモゴと動いた感じ」とか、「何かがピクピクッと動いた」とか表現するお母さんが多いようです。経産婦のほうが初産婦より2~3週間ぐらい早く、妊娠17週ごろに胎動を感じます。初産婦は妊娠19~20週ごろからでしょう。
◆お腹が大きくなって目立ちはじめます
子宮は、大人の頭ぐらいまで大きくなります。外見からもかなり、お腹のふくらみが目立つようになります。
大きくなった子宮は、お腹ごしに触診できるようになります。妊婦健診では、子宮底長(ていちょう)といって、恥骨(ちこつ)の中央から子宮の上の端までの長さを測れるようになります。健診時の基本的な検査では、体重や血圧、むくみ、尿などの他に、子宮底長や腹囲(おなかの大きさ)を測るようになります。しかし、子宮や臍帯(さいたい)、胎盤(たいばん)、そして赤ちゃんの発育などは、超音波検査からの情報のほうがより正確です。子宮底長やおなかの大きさには個人差もありますから、特別な注意を受けない限り、外見のお腹が小さい、大きいと心配する必要はありません。
◆要注意!「おりものが多い」はトラブルのサイン!
妊娠中はホルモンの関係で妊娠前より少しはおりものが増えますが、妊娠前の排卵期に普段より少し増えるのと同じぐらいの量です。もし、おりものが多くなったり、黄色味を帯びたり、においがきつくなったりした時は、次の妊婦健診を待たずに診察を受けましょう。
おりものが多い時、「細菌性腟症」の疑いがあります。細菌性腟症は症状も軽く母体には悪さをしないのですが、炎症が進むと、後期流産(妊娠12~21週の流産)の原因になる心配があります。このため、妊娠18~20週ぐらいで腟分泌物検査を行う病院が増えています。「妊娠中におりものが増えるのは当たり前」と思わずに、おりものが多い時は診察を受けましょう。
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